美術ビギナー

初心者が美術と楽しく付き合っていく方法模索中

2019年 今のとこ行った美術館

ブログ、もう4か月近く更新をしていなかった。いかんいかん。 平日は仕事仕事でバタバタしているので、ブログを書くことで美術について考える時間を増やして日々に潤いを取り戻したい! 2019年ももう5月ですね。本当にあっという間で怖い。 でも振り返って…

世紀末ウィーンのグラフィック展 建築が変わった時代

「世紀末ウィーンのグラフィック展」で心にのこったポイントその4、建築についてです。 新しい芸術・材料(鉄筋)が誕生した19世紀末、建築も変わっていきます。 そのなかでも一番面白いなと思ったのは、建築家アドルフ・ロースの「装飾は罪である」という…

世紀末ウィーンのグラフィック展 アルマ・マーラーの存在

美術館は行く前・見てる最中だけでなく、帰ってからも楽しいです。 気になった作品や出来事を調べて、会場では分からなかった+αの情報を得たときはニンマリしたくなります。 今回の「世紀末ウィーンのグラフィック展」でも、帰宅してから知ったニンマリ情報…

世紀末ウィーンのグラフィック展 カール・モル

世紀末ウィーンのグラフィック展で新たに知ることができたお気に入りアーティスト、2人目はカール・モル(Carl Moll)さんです。 モルさんもウィーン分離派創設メンバー。 メインは油絵の風景画みたいなんですが、今回の展覧会ではモルさんの版画作品をたく…

世紀末ウィーンのグラフィック展 マクシミリアン・レンツ

世紀末ウィーンのグラフィック展で楽しかったポイント2つ目は、知らなかった芸術家との出会いです。 わたしは作品を見て「これいいな!」と思うものがあったら、美術館の入り口でもらえる作品の一覧表に鉛筆でチェックをつけたり一言感想を書き込むことにし…

世紀末ウィーンのグラフィック展・ウィーン分離派って?

「世紀末ウィーンのグラフィック展」の楽しかったポイント1つめ、「ウィーン分離派」について学んだことについて書きたいと思います。 やっぱり新しいことを知るのって楽しいです。 しかもウィーン分離派っていうね! 印象派なんかはメジャーでみんな知って…

世紀末ウィーンのグラフィック展に行ってきた

2019年1発目の美術展は、京都国立近代美術館の「世紀末ウィーンのグラフィック展」でした。 www.momak.go.jp 今年、なんだかウィーン系の企画展が多いなと思っていたんです。 クリムト展だったり、ウィーン・モダン展だったり。 www.tobikan.jp artexhibitio…

マサルさんとクリスト&ジャンヌ

久しぶりに美術検定の問題集を開いてみました。 来年こそは受験したい。笑 そこに、次の事実を知っていないと正解できない問題が。 1991年に実現したクリスト&ジャンヌ=クロードの通称「アンブレラ・プロジェクト」で、風に吹き飛ばされた巨大な傘が突き刺…

ピエール・ボナール展③初期の絵いくつか

ピエール・ボナール展では彼の絵の変遷が楽しめます。 私が一番楽しめたのは、冒頭のキャリア初期ゾーン。 (マルトとのほっこり親密絵を期待して行ったが、色々な事実を知って引いちゃったため。笑) 心に残った絵についてつらつら書いていきたいと思います…

ピエール・ボナール展②いたのか、愛人が…

ピエール・ボナールといえば、入浴中の女性の絵。 今回ももちろん、ありました! 浴盤にしゃがむ裸婦(1918) なんと、写真もありましたよ。 見た瞬間「おおー、ご本人!」(?)って思いました。 モデルはボナールの奥様・マルト。 浴盤にしゃがむマルト(19…

ピエール・ボナール展①理想のボディライン

東京出張の空いた時間でピエール・ボナール展へ。 「行きたい!でも関西に来ないな~」と思っていた企画展だったので、思いがけず行けてとても嬉しい気持ちです。 他にもいろいろと行きたかったんですが、その日は月曜日。 美術館はどっこも閉館日で空いてな…

逃走と復帰

ブログを1ヶ月も放置してしまいました。 続けることの難しさよ。 まぁ今後も、自分が一番美術と仲良くやってけそうな頻度で気楽に書いて行きたいと思います。 さて、先日ありましたね。美術検定が。 受けてないけど。 ……。 ううーーー、受けてません!すみ…

ルーヴル美術館展③おしゃれから不気味まで幅広い

ルーヴル美術館展の感想その3。 古代エジプトの作品。 息子のサイズ感ちっさ! お母さん、横から見るとすっごい髪の毛のボリュームがありました。 岸田劉生の麗子くらい。笑 いや本当にこれは完コピしたのかな、ってくらい頭部のフォルムが麗子。 bluelake.…

ルーヴル美術館展②復習させてくるシステム

ルーヴル展の感想その2。 エジプトのマスクを見た直後に現れるこいつ。 頭がでっかくて、マンガとがゲームキャラみたいな頭身バランスだな~と思ってよく見ると…「シュメール初期王朝」に作られたとのこと! シュメール!!! さぁみなさん、「シュメール人…

ルーヴル美術館展①最高のつかみ

大阪市立美術館で開催中のルーヴル美術館展に行ってきました! www.ytv.co.jp ルーヴル所蔵作品の中でも肖像芸術にスポットを当てた今回の企画展。 最近はプーシキン展や東山魁夷展などで風景画を見る機会が続いていたので、人物中心の絵が自分の中でいい感…

才能満載 スゥ・ドーホーさん

岡本太郎の本、友人に貸してしまいましたので唐突にレビューは終了になります。信じられない適当さですみません。笑 太郎さんがか返ってきたら、レビューの続きを書くかもしれません。 今回はスゥ・ドーホーさんについて書きたいと思います。 9月の三連休で…

挑戦するマインド 岡本太郎

太郎さんの本にハッとさせられ続けています。 自分はどのくらい能力があり、どのくらいのことをすべき器であるかということを見極めようとしないで、つまり、自分のことが自分で分からないのに、勝手に自分はダメだと見切り、安全な道をとってしまう。 学生…

開始3ページで驚異の熱量 岡本太郎

岡本太郎著「自分の中に毒を持て」を読みました。 わたしは引っ掛かったり気に入った文章に線を引きながら本を読むんですが、この本は線だらけになりましたね。笑 一番最初のページに 今までの自分なんか、蹴トバシてやる。そのつもりで、ちょうどいい。 っ…

岡本太郎の本、読んでみる

なかなかブログが更新できておらず。 京都で東山魁夷展、青森で青森県立美術館と十和田市現代美術館を楽しんだりしてはいたので、書きたいことはいっぱいあるんですが~! 時間を見つけて、ゆっくり書いていきたいと思います。 今回は、岡本太郎について。 1…

シーレ作品 お気に入りピックアップ

シーレの人生について知る前に、作品を見てみましょう。 時系列に、私のツボにはまった作品をピックアップしていきます! 17歳の時の作品。めちゃいい。部屋に飾りたい絵。 19歳。妹のゲルティをモデルに描いています。 シーレの描くゲルティの絵、好きです…

シーレの気になる人生

先日プーシキン展を見に行った国立国際美術館で、ウィーン分離派の企画展のチラシを発見! 来年秋に開催予定とのこと。1年間待ち遠しいです。 東京は4月末からですね。 artexhibition.jp 同時期に大規模なクリムト展も開催されるそうです。 こりゃ2019年は…

人生に死の影多すぎフリードリヒさん

昨日のブログで、フリードリヒさんの絵をいくつかご紹介しました。 bluelake.hatenablog.com 今日はフリードリヒさんの人生について調べてみたいと思います。 カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(1774-1840年) ドイツ生まれたフリードリヒさんは… ・6歳…

自然の力 フリードリヒの風景

災害が多い。本当に多い。 びっくりするくらい多いですね。 私が住んでいる関西にも、台風がしっかり爪痕を残していきました。 今までテレビで見ていてもどことなく遠い世界だった災害現場が、今回はまさかの自分の住んでいる地域なんて衝撃ですね。 外に出…

憧れの大人・木梨憲武展

大阪・天保山に「木梨憲武展」を見に行ってきました! www.kinashiten.com 小さいころからテレビで見ていたとんねずは、ずっと憧れの大人でした。 面白くて、おしゃれで、スポーツが好きで、自分が好きだったり面白いと感じたことに正直な男の人! そんなか…

B-DASHとカンディンスキー

たまにブログでアピっちゃう仕事の忙しさは継続中です。 そんな毎日を過ごしていると、癒しを求めたくなります。 癒しといえば、高校生のときから「癒されたいな~」って思ったときに聴き続けている1曲があります。 それは、B-DASHの「フーファイ」という曲…

プーシキン美術館展 お気に入りベスト3

大阪の国立国際美術館で、 ロシアのプーシキン美術館が所蔵する、 フランスの風景画を見てきました! 地名多め。笑 pushkin2018.jp 「プーシキン美術館展」で展示された全65作品の中で、わたしのお気に入りベスト3について書きたいと思います。 3位 ブーシ…

館林のありがたい蓮子

群馬県の館林で宿泊したホテルの近くが公園だったのでチェックアウト前に散歩しました。 地図見ると池がありそうだったので!水辺大好き。 通路のど真ん中に、悩ましげに佇んでくる彼。雰囲気出てるぞ! 本当はツツジが有名な公園なんだそうですが、シーズン…

岸田劉生展 静物画がよかった

お盆で帰省したついでに、愛知県・豊橋市美術館へ「岸田劉生展」を見に行きました。大阪市の図書館でチラシを見て、気になっていたんです! 「岸田劉生展ー実在の神秘、その謎を追う」を開催します | 豊橋市美術博物館 岸田劉生といえば、麗子!!! 最近で…

バリーさんのはじける野ウサギ

館林美術館で出会った彫刻について。 美術館ではもっぱら絵画ばっかりで、実は彫刻はスルー気味だったわたしでも、ガッシリ心をつかまれる作品がたくさんありました。 今回は、館林美術館に足を踏み入れたお客さんが一番最初に出会う彫刻の作者、バリー・フ…

森亮太さんの美しく心地いい彫刻

館林美術館で出会った彫刻。 見た瞬間、「センス!!!」と思ったのがこちらです。 画像はこちらから。 すてきなホームページです。ryota-mori.org 過剰でなくて、すっきりしていて気持ちのいい作品たちでした。 誠実な印象を受けました。 タイトルもシンプ…