ユトリロ⑤ きれい+αを感じとる
ユトリロの企画展に行ったときに、絵も美しかったのですが、それ以上に私に衝撃を与えたのはその人生でした。
絵って、きれいです。
(現代アートとかにはそうじゃないのもありますけど。)
でも、やっぱり心に迫ってくる作品ってきれいだけではない。
きれいだけじゃない、別の感情を呼び起こすパワーがあるんだと思うんです。
ユトリロの描く街並みには、きれいだけじゃ片付けられないオーラがやっぱりあります。
そういったものをいかに汲み取るか?がアートの見方だと私は思います。
画家の人生を知ることは、絵に込められたきれいだけじゃない何かを感じ取るために非常に有益な方法だなぁとユトリロを知ってから思うようになりました。