イギリス美術⑥ ゴディバのモデル
会社のお昼休み、男性の先輩がゴディバのチョコレートを食べてたんです。お土産でもらったとのこと。
休憩室にイタリア人社員もたまたまいたので、「ゴディバってイタリアでも人気?」と聞いたら、まさかのゴディバ知らなかったんです!笑
ゴディバってヨーロッパのブランドだよね?ゴディバってそもそも由来って何なん?って話になって、先輩がウィキペディアで検索して出て来たのが、なんと馬に乗った裸の女性の絵!
お昼休みにまさかのセクシー画像?の登場でざわめきました。
それが先週の話。
そして、今日イギリスの本読んでたんですが(コリン・ジョイスさん著の『驚きの英国史』http://amzn.asia/1mZF4PF )、まさかのゴディバセクシー女性の話が出て来たんです!
ゴディバさんイギリス人だったんかい!!
もうそしたらこのゴディバさんの話をするしかありませんね。
ゴダイバ(ゴディバ)夫人は、11世紀のイギリス・コベントリーの女性。
領主である夫が住民に重税を課すことに心を痛めておられたんだそう。やめてと頼んだら夫がまさかの発言。
「裸で馬にまたがって街中乗り回したらいいよ(笑)」
ゴダイバさん、間に受けて、実行!!!
したら、夫も約束を守って税を軽くしたらしい。
街の人も、ゴダイバ夫人が自分たちのために裸で街を回るのを見ないであげようという心遣いで、カーテン締め切ってあげてたらしい。ナイスですね!
しかし、エロいやつもおりまして、仕立て屋のトムさんだけは裸のゴダイバ夫人を覗き見しちゃったらしいんです。
その結果…トム、盲目になる。何で?!怖っ。見てしまってから盲目になるプロセス謎すぎて怖っ。
今もコベントリーの街には彼女の銅像が立っているんだそう。
そして、お昼休みに職場をざわめかせたセクシーな一枚の作者は、イギリスはラファエル前派の画家、ジョン・コリアさんでした。
いやぁ、でも、すっごくキレイな絵です!