マイ・スタンダード・マリア
キリスト教絵画を見ていると、聖母・マリア様をたくさん見かけます。
天を表す青いマントと、愛やキリストに待ち受ける受難を表す赤いワンピースを着ていることが多いので、分かりやすいです。
(この人物はこういうもの身に着けてるよ~というアイテムを、アトリビュートと言います。豆知識。)
様々な画家がマリア様を描いているんですが、私の中でスタンダードなマリア様はラファエロのこちらです。
Web Gallery of Art, searchable fine arts image database
額縁付きバージョンも! 豪華~!!
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青いマントと赤いワンピがマリア様のアトリビュートと言っておきながら、このマリア様は黄色がかったターバン的なものを頭に、緑色のショールを肩に羽織っておりまして、色使い的にレアです。
全然キリスト教に詳しくないのに勝手な福だるのマリア様イメージとして
・髪の毛は濃いブラウンで、カールしすぎてない
・前髪は分けてる
・ちょっとおとなしそう
・信心深い
・愛情深い
・少女っぽさを残している
っていうのがあります。
全部なんとなくなイメージです。 何に影響されたのかは自分でも謎。
このラファエロの聖母子像は、絵として素晴らしいだけでなく、私の中でマリア様のイメージってこんなん!!のど真ん中なんです。
宗教や神話をテーマにした絵では同じ人物をたくさんの画家が描くので、1つ1つの違いを楽しみながら、自分のベストを探すのって楽しいです。