美術ビギナー

初心者が美術と楽しく付き合っていく方法模索中

怖いよ!電動車椅子おじいちゃん

マサルさんみたいなタイトルになりましたが、現代アートもご紹介!

 

私の美術館歴の中で、いや凄いもの見たなって忘れられない作品があります。

 

中国人アーティスト、孫 原・彭 禹 (スン・ユァン+ポン・ユゥ)の作品です。

 

これ!

タイトルは「老人ホーム」です。

 

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Sun Yuan & Peng Yu - Old Persons Home - Contemporary Art

 

リアルなおじいちゃんだなぁ。

でもこれの何が衝撃?と思われましたか?

 

動画もご覧ください。

Sun Yuan & Peng Yu - Old Persons Home - Contemporary Art

 

電動車椅子に乗ったじいちゃんたちが、部屋をランダムに徘徊し、お互いに衝突しあったりしては、また動き始める…

 

こわい・きもい・やばいの3拍子揃った作品です!笑

 

政治の風刺、老いとは何か、死んでるのに機械に生かされるとは、とか、見方によっては色々な見方が楽しめる奥深い作品だと思うんです。

が! 私は真っ先に恐怖を感じてしまって、思考が進みませんでしたね。

それぐらい強烈なインパクトでした。

 

リンク先のギャラリーのホームページの作品解説から抜粋すると

孫 原・彭 禹は人の脂肪、生きた動物、赤ちゃんの死体(!?)などの素材を使うことで有名

・このじいちゃんたちの見た目は世界のリーダーに似せてて、風刺してる

とのことでした。

マジでやべえアーティストでした。

 

私がこのじいちゃんズを見たのは、2009年のイギリス・ロンドンのサーチギャラリー。

現代アートで有名で、刺激的な作品を展示している美術館です。

 

サーチギャラリーに行くと

アート楽し!ってなる人もいれば、

アートって何なの?ってなる人もいると思います。

何を感じるか?のワクワクを持って、ぜひ訪れてほしい美術館です。

 

その数か月後、愛知県立美術館で「アバンギャルド・チャイナ展」に行ったら、車椅子じいちゃんになんと再び遭遇!!

またあんたらかい!!!と思ったのを覚えています。笑