江戸の戯画展に行ってきた!②出会った癒しの画家
「江戸の戯画」展、入って早々にお気に入りの画家を発見してしまいました。
その名も、耳鳥斎!
読めない!!笑 にちょうさい さんです。
耳鳥斎さんの絵に、信じられないくらい癒されました。
見れたタイミングもよかったです。
鈴木春信の錦絵を見て「もっと勉強しないとなぁ」と思い詰めてカチコチになっていたんですが、まるで耳鳥斎の絵は「ゆったり見ておくれ~」と言わんばかりの脱力感で、肩の力がスッと抜けて純粋に楽しく見ることができました。
耳鳥斎のかわいらしさを伝えてくださるホームページ。
こちらのホームページによれば、iTunesで耳鳥斎の絵が無料ダウンロードできちゃうとのこと!そんなサービスあったんか。後で試してみよう。
私の後ろに並んでいた夫婦が「この絵かわいいわ~」「このタッチ好きやわ~」と耳鳥斎を絶賛し始めた時には、私もその会話に混ざりたいくらいでした。笑
とにかくずっと見ていたいと思わせる、ゆるかわな絵。
耳鳥斎にかかれば地獄絵図や忠臣蔵のワンシーンですら可愛いという。笑
売店で絶対ポストカード買おうと決めていたのに、耳鳥斎のポストカードはありませんでした。残念すぎた。
代わりに図録を買ったので、眺めて癒されたいと思います。
amazonに耳鳥斎のこんな本あった。ほしいけど高いな~。図書館にあるかな?
耳鳥斎の活躍した時代について簡単に。
平和が長く続いた江戸時代には、ゆかいな「戯画」がたくさん描かれて人々を笑顔にしました。
戯画のなかでも、18世紀の大阪を中心に流行した軽妙なタッチのものを「鳥羽絵」と呼ぶんだそうです。その第一人者が耳鳥斎でした。
大阪で育まれた鳥羽絵は、江戸(東京)の北斎・国芳・暁斎といったスーパースターに影響を与えていくことになります。
こんなストーリー、大阪の人は嬉しいだろうなあ。
大阪で育まれた「笑い」の文化が、江戸、そして世界にまで影響を与えたなんて!
耳鳥斎のゆるかわ絵は一見の価値ありです。