美術ビギナー

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江戸の戯画展に行ってきた!②出会った癒しの画家

「江戸の戯画」展、入って早々にお気に入りの画家を発見してしまいました。

その名も、耳鳥斎!

読めない!!笑 にちょうさい さんです。

 

耳鳥斎さんの絵に、信じられないくらい癒されました。

 

見れたタイミングもよかったです。

鈴木春信の錦絵を見て「もっと勉強しないとなぁ」と思い詰めてカチコチになっていたんですが、まるで耳鳥斎の絵は「ゆったり見ておくれ~」と言わんばかりの脱力感で、肩の力がスッと抜けて純粋に楽しく見ることができました。

 

耳鳥斎のかわいらしさを伝えてくださるホームページ。

intojapanwaraku.com

 

こちらのホームページによれば、iTunesで耳鳥斎の絵が無料ダウンロードできちゃうとのこと!そんなサービスあったんか。後で試してみよう。

mag.japaaan.com

 

私の後ろに並んでいた夫婦が「この絵かわいいわ~」「このタッチ好きやわ~」と耳鳥斎を絶賛し始めた時には、私もその会話に混ざりたいくらいでした。笑

 

とにかくずっと見ていたいと思わせる、ゆるかわな絵。

耳鳥斎にかかれば地獄絵図や忠臣蔵のワンシーンですら可愛いという。笑

売店で絶対ポストカード買おうと決めていたのに、耳鳥斎のポストカードはありませんでした。残念すぎた。

代わりに図録を買ったので、眺めて癒されたいと思います。

 

amazonに耳鳥斎のこんな本あった。ほしいけど高いな~。図書館にあるかな?

f:id:ayalake169cm:20180430213310j:plain

http://amzn.asia/1Z1w2yX

 

耳鳥斎の活躍した時代について簡単に。

平和が長く続いた江戸時代には、ゆかいな「戯画」がたくさん描かれて人々を笑顔にしました。

戯画のなかでも、18世紀の大阪を中心に流行した軽妙なタッチのものを「鳥羽絵」と呼ぶんだそうです。その第一人者が耳鳥斎でした。

大阪で育まれた鳥羽絵は、江戸(東京)の北斎国芳暁斎といったスーパースターに影響を与えていくことになります。

 

こんなストーリー、大阪の人は嬉しいだろうなあ。

大阪で育まれた「笑い」の文化が、江戸、そして世界にまで影響を与えたなんて!

 

耳鳥斎のゆるかわ絵は一見の価値ありです。