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江戸の戯画展⑤かわいすぎ仁王

大阪市美術館で開催中の江戸の戯画展。

わたしは「金魚づくし」全シリーズが見たくて、前期に行きました。

 

しかし図録を見ていて、

「この絵いいなぁ。でも展示してなかったよなぁ。くそ~、後期か…!」

という作品が出てきました。

 

まず、これ。

耳鳥斎(にちょうさい)の「仁王之像」です。

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可愛すぎている!!!

わたしがが知っている仁王像と違う。

 

仁王像についてちょっと調べてみました。

右の口を開けているのが阿形(あぎょう)、左の閉じているのが吽形(うんぎょう)です。「阿吽(あうん)の呼吸」の語源ですね。

金剛力士が正式な名前で、よくお寺の門に二体セットで配置されていることから仁王(二王)と親しまれるようになったそうです。

怖いお顔と筋肉隆々の肉体で、お寺に悪いものが入ってこないように防いでいるんだとか。

耳鳥斎の仁王さん、防げるかな?笑

この絵を運慶と快慶に見せて、どういう反応するか見たいなぁ。

 

ちなみに吽形の左上には「寿百六歳半分」と書かれています。106歳の半分、つまり53歳のときの絵ってことですね。最初っから53って書いたらいいじゃんと思うんですけどね。笑

 

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