ヌード展 謎シチュエーション
ヌード展で見た作品で、いったいどんな状況なのかよく分からん強烈な絵がありましたのでご紹介します。
ウィリアム・エッティ作「寝床に就く妻を下臣ギュゲスに密かに見せるリディア王、カンダウレス」1830年発表
浮気の最中に本命の男が帰って来ちゃったシーン?
それとも、たまたま迷い込んだ部屋で最中だったので「失礼しました」っていうシーンかな?
なんて思いながら見てたんですが、どちらも不正解でした。
正解は、「妻の美しさを自慢したい王様が、部下に自分の妻のヌードを覗かせているシーン」でした。何なんそれ。ストレートに変態でした。ちなみに紀元前700年前くらいの話だそうです。
ちなみにこの覗きが妻にばれまして、妻が部下にとち狂った要求をたたきつけます。
その要求とは、「死ぬか、夫を殺してあなたが王になるか選びなさい」というもの。そして部下は後者を選択! その結果、王は部下に殺されてしまうんです。
なんか、誰に感情移入したくでもできない、絶妙になんとも言えない伝説ですよね。
王様、奥さんのエロ自慢したばっかりに殺されるなんて…。
つーか、部下ももっとこっそりと見てほしいですよね。それだけガッツリのぞき込んでたら、そりゃ王妃とも目があってそんな空気になるわ!
王様の表情も、「やべえ、部下ばれとる」なのか「俺の妻やっぱ最高だろ~」って顔なのか、どうにでも読み取れるのがまた…。この状況で真顔なのが逆に笑えてくる。いや、真顔にならざるをえない状況なだけか?