ナビ派って何?
ヴュイヤールを知る前に、彼が属していたというナビ派について知らねばなるまい。
ということで、調べてみましょう。
ナビ派で、検索!
いつも美術館情報をリサーチするのにお世話になっているartscapeの現代美術用語辞典から抜粋させていただきました。
青色の字は、私の心の声です。
ナビ派は、1890年代、ポン=タヴェン派(ポン…)の一員であったポール・セリュジエ(名前はよく聞く画家だ!)を中心に、パリのアカデミー・ジュリアン(どこそれ)に通う若い画家たちによって結成された集団である。
「ナビ」とはヘブライ語で「預言者」を指し(由来めっちゃかっこいい。)、詩人のアンリ・カリアスによって命名された。(この詩人も絵に関わってくるのかな?挿絵とか。どういうきっかけで名付け親に?気になる~!)
ナビ派には、セリュジエのほかに、ピエール・ボナール、エドゥアール・ヴュイヤール(出た!)、そして近代絵画を初めて理論的に定義したモーリス・ドニなどがいた。(理論?うわっ、私の苦手な言葉だ。でも絵を理論で表すって、どう表したんだろう?それは知りたい。)
彼らはポール・ゴーギャンがエミール・ベルナールなどのポン=タヴェン派らと確立した「総合主義」、またゴーギャン流の象徴主義など彼の絵画理論に強い影響を受けた。(また出たポンが。ポンも重要なワードみたいだな。とりあえずナビ派はゴーギャンの影響受けてるってところだけ押さえておけば間違いないな。でもどんな部分の影響を受けているのかな?)
ナビ派で唯一ゴーギャンと接触したのはセリュジエだけであったが、1888年10月、彼はゴーギャンの手ほどきを受け《タリスマン(護符)》を描いた。(タリスマンって言ったらセーラームーンを真っ先に思い出す世代ですが、護符って意味だったのか。)
この作品はナビ派にとって象徴的な意味を持つこととなる。ナビ派という宗教的なネーミングからもわかるように、彼らはゴーギャンからの教えを、一種の啓示のように受け止めているところがあった。(ゴーギャンの影響受けてる、の一言じゃ片付けちゃいけないくらいガチだ。神レベルに崇めているよ。彼らは一体ゴーギャンの何にそんなに惹かれたのか?!)
また、パリにおけるナビ派の理念的指導者として、オディロン・ルドン、トゥールーズ=ロートレックも忘れてはならない。(ええ?ルドンとロートレックってそんな似ているイメージないけど、共通点があるのかな。)
ナビ派は、絵画作品をそれ自体自律的なものとみなしたが、美的・空間的に秩序づけられた平面としての絵画を探求するという観点から、ポスター・デザイン、テキスタイル、装丁、舞台美術などいわゆるファイン・アート以外のものも手掛け、アール・ヌーヴォーの先駆的役割を果たすこととなった。(なるほど~。平面のデザイン性は確かにルドン、ロートレックの共通点かも。)
彼らは1899年に画商ポール・デュラン=リュエルの画廊で開催された展覧会を最後に、それぞれの道を歩むこととなる。(ナビ派というグループから、それぞれどのような表現を見つけていったのか?1人ずつたどるのも面白そう。)
皆さんには、わたしの心の声がやかまし過ぎて全然ナビ派が何か頭に入ってこなかったことでしょう。
美術のブログをやっていますが、私も初心者&勉強中の身でして、こんな感じでも美術を楽しめますよ~ということを改めてお伝えしておきます。美術の敷居が高くないよということを。
ナビ派についての文章を読んだことで、改めて美術について知らないことがわんさわんさとあることが浮き彫りになりました。笑
この知らないことを、1つずつ気が向いたときに調べる。
そして美術館で調べた絵やワードと遭遇した時ににやりとする。
そんな楽しみ方をしております!