ジョットをまずは味わう
ジョットについて知る前に、まずは先入観ナシの状態で味わってみましょう。
まずは図書館で借りた本をパラパラめくっていて、目に留まったこの絵!
「聖人」1303-1305年
File:Giotto di Bondone - Last Judgment (detail) - WGA09235.jpg - Wikimedia Commons
なんか、ニョッとしている。笑
みんなで同じ方向を向いて、えのきみたいで可愛らしい。
あと真ん中の赤い服の兄ちゃんだけ流れに逆らってるのも気になる。
1人1人の表情が味わい深くて素敵。
次はこちら。
「エサウを拒むイサク」1295年頃
息子エサウが料理を食べさせようとしているが、父イサクが拒む場面。
イサクの表情が絶妙。あ~んしてあげてる相手にあの顔されたら、心折れるわ。
エサウも「…うっ」って言いたげな表情。
フレスコ画の硬さを感じさせる表現が、なんだかシュールに噛み合っている。
この絵もいいですよ!
「異端者の嫌疑で囚われたアリーフェのペテロの解放」1295-1300年頃
シャガールもびっくりなレベルで空中をすっとんでいく兄さん。
そんで右の建物、何?!
小学生低学年の子がお姫様の絵を描いたとき、背景にあるようなお城っぽい。(例えが分かりにくいけどそう思っちゃったから仕方ない)
キリスト教もよく分からん・ジョットもよう知らん、そんな状態で見た絵たちは非常にシュールでした。楽し~!
分からないでも分からないなりの見方ができるのが、絵の面白いところですよね。