もっと自分本位に作品を見て語っていいんじゃない?
美術検定の勉強をしていて思うのが、「知識を知ってることに満足して、作品を見るときに頭でっかちにならないように注意しよう」ということです。
わたしが勉強しているのは3級で、しかもその3級もまだ穴だらけの知識です。
そんなレベルでこんなこと言うのも説得力がないですけど…。笑
知識を身につけることで、絵を「読む」ことができるようになるのはとても大きな進歩であり能力であるとはもちろん思います。
その一方で、もっと自分本位な見方も忘れちゃいけないなと思うんです。
好き嫌いや、その作品に出合ったタイミングに影響されながら、画家が絶対意図してないだろうけど自分はこう感じる、と思ったりすること。
知識があると、そういう見方をついつい忘れがちになっちゃう気がする。
その人にしかできない絵の見方っていうのが絶対あるので、それを知識によって画一的にしちゃうのはもったいないなって思うんです。
知識に基づいた見方と自分本位な見方、どっちが大切じゃなくて、どっちも大切。
ただ、もっと「私はこう思いました」「この絵をこう感じるのは私だけかも」みたいな、そんな作品についてのレビューがもっと増えたらいいのになぁとネットを徘徊してて思います。
ベテランも初心者も関係なく、作品について思ったことを言える土壌。
美術の場合はあるようで、ないような…。
もっと映画や音楽くらい、気軽に感想言いあえるようになったら面白いのになぁと思います。
その点、ちょっと前にツイッターで話題になったハッシュタグ「#名画で学ぶ主婦業」は、名画を自分の生活におとしこんで、なおかつユーモアもプラスして、最高に面白かったです!
こんな感じで、もっと美術について気軽に語りたい~。