世紀末ウィーンのグラフィック展・ウィーン分離派って?
「世紀末ウィーンのグラフィック展」の楽しかったポイント1つめ、「ウィーン分離派」について学んだことについて書きたいと思います。
やっぱり新しいことを知るのって楽しいです。
しかもウィーン分離派っていうね!
印象派なんかはメジャーでみんな知っているけど、「ウィーン分離派知ってます」なんてかっこいい感じがしちゃいますよね。笑
ウィーン分離派ね!!(しつこい)
1897年に結成されたウィーン分離派は、当時ウィーンで主流だった保守的な芸術家団体・クンストラーハウスから新しい芸術を求めて分離したメンバーで形成されたグループです。
ウィーン分離派は自分達の展示会場まで建てちゃってまして、そこで活発に展覧会を開催していました。
その建物・分離派会館がこちらです。
いかがわしい宿泊施設に見えなくもない…。笑
扉の上に2行で書いてあるのは、ウィーン分離派のモットー「時代にはその芸術を、芸術にはその自由を」という文言です。
さすがは自由な表現を求めて本流から分離した人たちの言葉!
左側にかいてある「VER SACRUM(ヴェル・サクルム)」は彼らの発行した機関誌の名前で、「聖なる春」との意味だそうです。
今回、機関誌の表紙もいくつか展示してあり見ることができましたよ。
この3枚目のやつとか、 古き良き少女漫画感があって非常にいいですね。
一緒に見に行った友達と、「Tシャツに印刷するならどれにする?」なんて言いあいながら見ました。
正直世紀末ウィーンといってもクリムトとシーレしか知らないレベルだったのですが、なんと今回初めて知った人の作品も凄く凄くよかったんです!
それについては次のブログで書きたいと思います。