オランダ&ベルギー旅⑤ゴッホ美術館 作品その2
ゴッホ美術館で心に残った絵の続き。
アイリス。
ゴッホの絵のタッチとアイリスの相性の良さは異常。
黄色と合わせることで映える青色と言い、このくしゃっとしなげた花弁のかたちといい、いい。
アイリスでなく「ゴッホの描いたアイリス」がいい。
自分でも何を言っているのかよく分からなくなってきたが、いい。
アイリスといえば、この絵もゴッホ美術館が所蔵。
ちょっと前に京都に来てくれてたので、日本でも見れました。
ゴッホがアルルに行ってこの光景を見て「日本の夢みたいだ~」って言って描いたのがこの絵。
私たち日本人からすると「えっ、そうかな?!」って思っちゃうんだけど、でも日本にそこまで憧れてくれていたなんて嬉しいし、日本に抱いていた勘違いともいえる期待がゴッホの作品や生き方を突き動かしていたんだと分かって、ジーンとする作品。
次は、歌川広重の作品をベースにしたこちら。
オリジナルはこちらです。
この作品の何が好きかっていうと、両サイドに配された漢字。
東洋の雰囲気を出したくて、意味も分からず一生懸命真似て書いたんだろうなと想像すると、ゴッホのことがたまらなく愛しく感じてきます。
奥のグレーでべたっと塗った木にも、版画へのリスペクトを感じさせます。
これを描いているゴッホを思うと、日本にここまで興味を持ってくれてありがとうと言いたくなります。
他にはこんな絵も好きでした。
赤キャベツと玉ねぎ。
特に赤キャベツの色のコントラスト!
こんな色、線、ゴッホ以外で見たことないわと思わせるオリジナリティ。
野菜が乗っているテーブルクロス、今は青っぽいグレーですけどそれは変色した結果で、当初はパープルで塗られていたんだそうです!
なので、もっと野菜との色のコントラストがくっきりしていたんだとか。
パープルバージョンもぜひ見たかった。
ゴッホ美術館、サッと見終わったという割には、心に残った作品まだまだあります。
ゴッホ、やっぱりすごい。