美術ビギナー

初心者が美術と楽しく付き合っていく方法模索中

唐突にaiko「愛は勝手」レビュー

またまたブログ、さぼっちゃってますね。

オランダ旅行という私の人生の中でも相当イカツめのトピックがあったにも関わらず筆をとらないとは、ダメ野郎だな自分!と反省。

 

これは美術のブログなんですが、しばらくはテーマを美術に限定せず書きたいことを自由に書いて、ブログの習慣化を優先してみようかなと思います。

書くことに対するハードルを下げたら、継続できる!はず。

 

よし! 今日は何について書こうかな。

何でも書いていいって、自分でそうしたくせに、選択範囲が広過ぎて困りますね。笑

 

う~ん、じゃあ、aikoについて書こうかな。急に。笑

aikoは、私にとって聴き続けている大切なアーティストです。

 

「湿った夏の始まり」というアルバムを最近よく聴いています。

1年前の6月に発売されたアルバムで、1年回って今現在の梅雨の時期にぴったりなタイトル。

 

そんなアルバムの中で、初めて前奏を聴いた瞬間に「これこれこれ!」と思った1曲がありました。

それは「愛は勝手」という名前の歌です。

 

前奏が、今まで数々のaikoを聴いてきた私が「こう、これ、aiko…!」と唸りたくなる雰囲気にみちみちていたんです。

明るさと切なさの同居しているこの感じ。

ジョワジョワしたような質感の音。(これをJazzyというのか?)

aikoを長年聴いてきてからこそ、「そうだよこの雰囲気が好きなんだよほかの歌手ではこの感じってないんだよ~」って言える権利を得たというか、耳からご褒美的をもらえた感じです。

求めていた大好きなaiko像を、改めてしっかり提示してもらったような嬉しさがありました。

 

「前奏いいやん」と、これはいいぞと、タイトル見ると、パンチありましたね。

「愛は勝手」て。笑

 

愛の何が勝手なのか、歌詞を見てみます。

要約すると「傷つくくらいなら…と人を深く信じてこなかったあたしが、あなたと出会って恋に落ちた。幸せで最高!」という内容。

恋をすると勝手なくらい人って変わるよね~という歌でしょうか。

 

ダメでイヤな方に変わる人もいるかもしれないけど、この曲の「あたし」の変わりようはめちゃくちゃに可愛い!

 

まず「あなた」に出会えた衝撃をなんと「心が気を失った」と表現。

恋愛ジャンキー」という昔の歌にも「失倒しそうよ」という歌詞があり(おそらく卒倒の意味)、恋に落ちて意識を失うのはaikoの中ではあるあるなんでしょうか。

そんな出会い、したことないなぁ。いいなぁ。してみたい!笑

 

そしてあなたと濃密な過ごしている様子を伝える「毎日あたしの体があなたで形成されていきます」という歌詞。

19年前に発売されたアルバムの1曲目「愛の病」でも、「この出逢いであたしの体が変わってゆくものなんだって」と歌っていたなぁ。

 「愛の病」は、「大好きすぎるあまり、心変わりされたら…なんて余計な想像しちゃって切なくてつらい」という歌でした。

「愛は勝手」でも「失う方が怖くなったじゃないか」という歌詞が出てきます。

ラブラブな状態でも、あなたがいなくなっちゃうかもしれないことを常に心の隅に想像しちゃうところにaikoらしさを感じます。

「病」のときは心変わりされたらどうしようと愛の裏側としての不安をストレートに訴えていましたが、「勝手」では失うことが怖いと思えるほどの存在がそばにいてくれる嬉しさやありがたみを表現しているように感じます。

大人になって、愛が「病」から「勝手」なものに変わり、少し余裕が出てきたみたいな。笑

 

なにより「羽いっぱいのプールで泳いでるようなめちゃくちゃな嬉しい日々」や「あなたに出逢えて最高だ どうしよう」といった、喜びを直球ストレートで表現した言葉をaikoの声で聴けて嬉しい気持ちになります。

この曲の歌詞は本当にストレート。

サビで「盗んだ心をどう扱っているの? 毎日何回触ってくれているの? こんなあたしとずっと一緒にいたいの?」なんか160kmの剛速球。

こんな問いかけは重たいなと思うけど、相手に聞けるか聞けないかは別として、恋愛中はみんな考えてることなんてこんなもんだろうと思います。

それをはっきり歌い上げてくれるaikoの大胆さにドキッとしました。

 

いや~、急にaikoの曲について語るブログになりました。笑

ブログ書くにあたって曲をまたしっかり聴き込んだりするの、楽しかったです。

 

次は何について書こうかな!