ドラえもん展⑤彼氏としてのドラえもん
蜷川実花さんの写真は、着眼点が面白かったです。
ドラえもん=理想の男の子
という提案!
ドラえもんを恋人としてみてみるという。
そうきたか〜って思いました。
考えてみると確かにドラえもん、いいかも、彼氏として。笑
ドラえもんが彼氏だったら、ひみつ道具で自分のわがままをかなえてもらえるぞ〜!って発想になると思うじゃないですか。
道具のパワーで、他の人にはできない、特別なデートするぞ〜!みたいな。
でも蜷川さんは違った。
写真のインスタはこちら。https://www.instagram.com/my_dear_dorachan/?hl=ja
ザ・普通のデート。
道具持ってるからとかじゃなく、ドラえもんの内面性やフォルムが好きなんだっていうのが伝わってきました。
ドラえもんを道具と見るか、人と見るか。
(言わずもがなドラえもんはロボットだけど、ここでは友達や恋人や家族という意味で人と書きますね。)
唐突ですが、小学生の頃、男子が「ドラえもんの道具でひとつだけもらえるとしたら何?」と質問してきたこと思い出しました。
聞かれた私たちは各々「どこでもドアかなぁ」などと悩みながら答えを出します。
それを一通り聞いたのちにその男子は「オレは、スペアポケット!」と高らかに宣言。
スペアポケットがあれば他の道具も全部使えちゃうもんね〜という理由に、みんな「その手があったか、ぐぬぬ」と感心と悔しさが入り混じった表情でした。
大人になった今なら、スペアポケットだけがあっても、ドラえもんのポケットの四次元にリンクされてなければただの空っぽのポケットにしかならねぇぞとドヤ顔男子に言い返せるんですけどね。笑
言い返したらその男子は、何にも出てこないポケットだったらいらねぇって言うだろうな。
道具が出てくるポケットさえあれば、ドラえもんはいらないのか?
蜷川実花さんの写真に写る女の子は、道具の出てこない空っぽのポケットをもらったとしても、「ドラちゃんとお揃いじゃん!」って大喜びしそうだなって想像できて、微笑ましい気持ちになりました。