イギリス美術⑤ 身近な自然を楽しむプロ
イギリスの風景画っていうのはひとつのジャンルとして確立されています。
「イギリス美術(http://amzn.asia/3pdA9DG)」では、イギリスで風景画が興った理由として、やっぱり描きたくなる自然がイギリスにあるからというのを挙げていました。
私は大学の卒業旅行でイギリスに行ったのですが、ロンドンから他の都市に行くために北上する電車に乗ったら、風景があっという間に都会のから芝生覆い茂るほっこりゆるやかな丘風景に早変わり。
ビックリしたのを覚えています。
日本だと延々と町や家が続いていくイメージですが、イギリスは首都ロンドンからちょっと走るだけで緑!
都市と都市の間のエリアにあんまり人が住んでないんですかね?
他にも、街中にひろーい公園があって老若男女が目的もなく集ったり…
金持ちが田舎にカントリーハウスと呼ばれる別荘建ててくつろぐ習慣があったり…
日常に自然をレジャーとして取り入れるのが本当に上手だなぁと思います。
日本とは方向性が違いますが、庭(ガーデン)の文化も栄えていますしね!
日本だと田園風景って「うさぎ追~いし」的なイメージですが、イギリスは田舎を今でもファッショナブルに楽しんでいるイメージがあります。
そんな自然を楽しむプロの国・イギリスが生んだ天才たちが描く風景画…
それを踏まえてみると、ターナーやコンスタブルを見るときにもっとワクワクしてきませんか?!