美術ビギナー

初心者が美術と楽しく付き合っていく方法模索中

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

モロー展③メッサリーナさん

モロー展では、聖書や神話に登場する宿命の女(ファム・ファタル)をたくさん見ました。 バリエーション豊かでした。笑 有名なのはサロメですが、メッサリーナさんなる古代ローマの相当アカン女を知ることができたのが収穫でした。 メッサリーナさんは皇帝の…

モロー展②生々しくないモローの生々しい絵

宿命の女(ファム・ファタル)のテーマに憑りつかれたモロー。 さぞかし悪い女に痛い目を見させられてきた人生送ってきたんだろうと思っていました。 しかし、モロー展で得た情報から察するに、遊び人って感じではなさそうでした。 むしろ、モローさんはマザ…

モロー展①出現

あべのハルカス美術館で開催中の「ギュスターヴ・モロー展」へ行ってきました。 2年前に同じ会場で「マティスとルオー展」をやっていて、その時に2人はモローのもとで絵画を学んだと知りました。 2人の師匠であるモロー先生が、満を持しての登場! モロー…

印象派からその先へ④シャガールよかった

「印象派からその先へ」展、第3章 エコール・ド・パリ ~前衛と伝統のはざまで~ の感想です。 この章の16作品中、なんと10作品がシャガール。 そしてそのシャガールがめちゃくちゃによかったです。 うう~、でも画像がネット上で見つからない。。。 一番ぐ…

印象派からその先へ展③フォーヴから抽象へ

ん「印象派からその先へ」展、第2章 フォーヴから抽象へ ~モダン・アートの諸相~ で気に入った絵について。 20世紀以降の絵です。 野獣派のヴラマンク! 一番パンチがあり、目が覚めるような色彩でした。 ヴラマンクの描く絵ってほんのり陰鬱なんですが、…

印象派からその先へ②印象派、誕生

3章構成の冒頭! 「第1章 印象派、誕生 ~革新へと向かう絵画~」で気に入った絵について。 最初はコローの絵から始まりました。 リアルなような空想なようなこのムード! 絵の世界にスムーズに誘ってくれるんで「コローから始まるっていいなぁ~」と思い…

印象派からその先へ展①

兵庫県立美術館で開催中の「印象派からその先へ」展をに行ってきました。 www.artm.pref.hyogo.jp 山形発祥の石膏メーカー、吉野石膏のコレクション展です。 印象派が気軽に日本で見れる喜び! 吉野石膏に感謝です。 コレクターって凄いなぁ。どういう思いで…

オスマン帝国からドラクロワへ

オスマン帝国について調べていると、ドラクロワにたどり着きました。 こちらは有名な「キオス島の虐殺」。1823-4年の作品です。 (画像はパブリック・ドメインより) オスマン帝国軍がギリシャ・キオス島の人々を虐殺・凌辱している様子を生々しく伝えていま…

トルコ至宝展③オスマン帝国の女傑ロクセラーナ

オスマン帝国についてウィキペディアサーフィンをしていたら、とんでもない女傑を見つけてしまいました。 その名も、ヒュッレム・ハセキ・スルタン。 ヨーロッパでは東スラブ人を意味するニックネーム「ロクセラーナ」で知られているそうです。 ロクセラーナ…