美術ビギナー

初心者が美術と楽しく付き合っていく方法模索中

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ヌード展 ターナー作品のポージング

ヌード展。 たくさん見どころがあったんですが、その中でも衝撃だったのは「ちょ…ターナー?!」な作品。 イギリス風景画の巨匠・ターナーのヌード作品が見れてしまうんです。全然人物画のイメージがなかった。あるとすれば、あのイケメン盛り過ぎ自画像。笑…

モネ展図録でお勉強③ルイ・カーヌの睡蓮

「モネ それからの100年」展の図録を見て感じたことなど。 この展覧会では、モネだけでなく彼に影響を受けた作家の作品も展示しています。モネがどのように受け継がれたのかを考えさせる見せ方になっているようです。 図録をパラ見していたら、この絵が目に…

江戸の戯画展⑥表情豊かなおっちゃん達

前期に行った私が見られなかった、後期展示の作品。 これから行かれる方は見れるのかぁ。いいなぁ。 そんな絵の1つがこちら。 歌川国芳の「百色面相」 Kuniyoshi Project あくび・のみとりまなこ・かはきり・くつさめ ふんづけ・よいよい・からしなめ・あつ…

江戸の戯画展⑤かわいすぎ仁王

大阪市美術館で開催中の江戸の戯画展。 わたしは「金魚づくし」全シリーズが見たくて、前期に行きました。 しかし図録を見ていて、 「この絵いいなぁ。でも展示してなかったよなぁ。くそ~、後期か…!」 という作品が出てきました。 まず、これ。 耳鳥斎(に…

モネ展図録でお勉強②

引き続きモネについてのお勉強です。 前回のはこちら。 bluelake.hatenablog.com 「バラの小道の家」という作品。(下の画像は、図録に載っていた絵ズバリではないんですが、非常に似ているの絵なのでこれでご勘弁ください。) File:Claude Monet - House am…

モネ展図録でお勉強①

数日前にブログで書きましたが、「モネ それからの100年展」の図録を見ております。 bluelake.hatenablog.com 今回は、図録を読んで感じたことや知ったことを箇条書きにメモ。 ・モネの肖像画。1899年だから59歳の時の1枚。日本人から見ても親しみやすい、…

写真って、どう見る?

美術って色んなジャンルがありますよね。 例えば、絵画、彫刻、書、映像、パフォーマンスなどなど。 その中でもいまだに見方が分からないものがありまして、それが「写真」なんです。 そんな私が「写真って面白いなぁ」と思った出来事がありました。 仕事で…

サカナクションという体験

美術のブログですが、今回は音楽フェスについて。 ちょっと書かずにはいられない体験をしたので…! 先日、メトロックへ行ってきました。 metrock.jp 私が行った日のヘッドライナーは、サカナクション。 サカナクションを見るのは、去年のラッシュボールとい…

モネ展 図録をフラゲ

名古屋市美術館で開催中の「モネ それからの100年」展。 名古屋市美術館開館30周年記念 モネ それからの100年:中日新聞(CHUNICHI Web) 6月に愛知県に行く予定があるので、その時にチャンスがあれば行きたいなと思っている企画展です。 先日図書館に行った…

ウォータールー、サンセットじゃなくても

学生時代にイギリス90年代を象徴するバンド・ブラーにハマってから、彼らが影響を受けたバンドを遡って聴くようになりました。 そして知ったのが「ザ・キンクス」でした。 最も英国的なバンドと呼ばれているそうで、特に「ウォータールー・サンセット」とい…

モネのバラの小径

ビュールレコレクションで見た絵で印象に残っているもの、まだまだご紹介です。 モネのこちらの絵。 彼が愛した庭のバラを描いた一枚です。 Monet's Garden at Giverny · Claude Monet · Stiftung Sammlung E.G. Bührle これって、これって…!? 話は飛ぶの…

江戸の戯画展に行ってきた!④最高のカエルフェイス

大阪市立美術館で開催中の江戸の戯画展、購入した図録を眺める日々を過ごしております。 美術館で見る時は前後の人の流れがあるので大好きな絵をじーっと見続けるために足を止めちゃうと迷惑になっちゃうんですが、図録は好きなだけたっぷり見れるのがいいで…

マリア様の表情、まるで真逆

以前、私の一番好きな受胎告知の絵を紹介するブログを書きました。 bluelake.hatenablog.com 受胎告知というテーマが個人的に好きで、見かけるたびに「この画家はこのテーマでどんな風に描くんだろう?」と興味深く見てしまいます。 Twitterでキリスト教絵画…

ベネツィア!青!カナレット !

ビュールレ・コレクション展で個人的に一番楽しめたのは「ヨーロッパの都市」コーナーです。 そのコーナーで、いつか見たいなと思っていたカナレットの作品を見ることができました。印象派の画家ではないからビュールレ展で見れると思っていなかった分感動が…

ビュールレ・コレクション展 お土産に選んだポストカード

美術館で作品を堪能したあとは、ミュージアムショップでポストカードを選ぶのが1つの楽しみです。 ビュールレ・コレクション展でも、自分の部屋に飾るために数枚ゲット。 今回は実家に帰る用事もあったので、母と妹にも何か選びたくなり、眼をギラギラさせ…

ビュールレ・コレクション展 盗難に遭った作品たち

ゴールデンウィークに東京に見に行ったビュールレ・コレクション展。 実はビュールレ氏のコレクション、2008年に盗難に遭っているんです。その被害を伝える当時のニュースがこちらです。 www.asahi.com この事件の結果、現状のセキュリティでは対応できない…

池大雅展 私と友人それぞれの見どころ

池大雅展、友人と見に行ったのですが、私と彼女で見方が違っているのが面白かったです。ざっくりとまとめるとこんな感じ。 福だるの見方 ・絵から画家の性格を想像しようとする ・自分なりのツボを探す(青色、雄大な世界観、人物のかわいらしさに惹かれる傾…

池大雅展 書の振り幅!

京都へ池大雅展を見に行ってきました。池大雅(いけのたいが)は江戸中期の画家で、水墨画を描く人だそうです。(あんまよく知らないで行った。) 今回の展覧会では、絵だけでなく書にもスポットが当たっていたのが新鮮でした。幼き頃からその達筆さで神童の…

美少女センター・イレーヌ

東京に行った際に、国立新美術館に行きました。 ゴールデンウィークのど真ん中にまさかの東京出張が入ったんで、こうなりゃもう楽しんだれ!と自費で一泊して美術館に行くことにしたのです。 どの美術館に行くか決めるのは悩ましかったですが、関西に来ない…

脱線し、オデュッセウストーク

ヌード展にはイギリス・テートのコレクションなだけあってイギリス人画家の作品がたくさん。 ドレイパーの作品もありました。 The Lament for Icarus | Art UK ドレイパーの作品、「怖い絵展」のこいつぶりです。 Ulysses and the Sirens | Art UK 柱にくく…

ヌード展でミレイに遭遇!

横浜美術館でのヌード展、見応え満載でした。 中でも一番私のテンションが上がったのはこの絵を目にしたとき! The Knight Errant | Art UK ヤバい性癖の持ち主と思わないでくださいね。笑 この絵、もともと知ってたんです。でもまさかこのヌード展で見れる…

東京・横浜 1日美術館ツアー

東京出張があったので、その翌日をお休みにして1日美術館ツアーをしてきました。 なかなか東京の美術館って行くチャンスがないから嬉しかったです。 私が今回行ってきたのはこの2つ! 関西にやってこない企画展をチョイスしました。 ①至上の印象派展 ビュ…

池大雅キーワード

NHK日曜美術館の「池大雅」回で得た知識の復習です。 現在京都国立博物館で開催されている「池大雅」展は、京都で85年ぶりの回顧展とのこと。楽しむ準備をするぞー! ●生まれ・育ち ・江戸中期の画家(1723-1776年)。伊藤若冲や丸山応挙と同時代の画家。市…

池大雅のリサーチ開始

京都に住んでいる友達と、美術館に行く約束をしました。 嬉しいぞ~! 美術館に一緒に行ってくれる友達って少ないので、この友達のことはとりたてて大切にしようと思いました。笑 今回一緒に行くと決めたのはこちら。 「池大雅展」です。あ、美術館じゃなく…

お月様が笑って見えた夜のこと

最近、仕事がバタバタして忙しい日が続いています。 業績は伸びないし、人員は減らされるし、仕事は増えるし、割と辛めだけど誰からも褒められない、一言でいうと「残念!」な状況で、昨日も飲み会をドタキャンしての残業を終えて、あ~ぁってため息つきなが…

京大タテカン事件に感じた国芳スピリット

京大タテカン撤去騒動がニュースになっていますね。 京大の文化であり名物である立て看板ことタテカン。 サークルの勧誘だったり学生の主張だったりが描かれ、学校沿いの歩道の石垣にずらっと立て掛けられているんだそうです。 立て看板についてまとめた京大…

江戸の戯画展に行ってきた!③金魚づくし

「江戸の戯画」展の感想の続きです。 この展覧会の目玉は、歌川国芳の「金魚づくし」シリーズ9枚が一気に見れちゃうこと。 金魚がまるで人のようにイキイキと描かれていて、そのどれもが最っ高にかわいかったです! その中でも私のお気に入りをいくつか紹介…

江戸の戯画展に行ってきた!②出会った癒しの画家

「江戸の戯画」展、入って早々にお気に入りの画家を発見してしまいました。 その名も、耳鳥斎! 読めない!!笑 にちょうさい さんです。 耳鳥斎さんの絵に、信じられないくらい癒されました。 見れたタイミングもよかったです。 鈴木春信の錦絵を見て「もっ…

江戸の戯画展に行ってきた!① 会場は大盛況

大阪市美術館に行ってきました。 お目当は「江戸の戯画展」です。 www.osaka-art-museum.jp 当初は鈴木春信展とはしごしようと思っていた企画展だったんですが(あべのハルカス美術館と大阪市美術館は最寄り駅が同じ)、鈴木春信展でなぜかメンタルを削がれ…

敷居の高さを感じたら

鈴木春信展で江戸市民の教養の高さに謎のショックを受けて帰ってきた私。 絵が好き、美術館好き、絵を楽しみたいって思っていたけれど「まだまだ分かりませんわ~奥深すぎますわ~」って感じてしまったんですね。 そこから数日経った今、この感覚って10代・2…