2019-01-01から1年間の記事一覧
クリムト展が楽しかった理由。 ④女の三世代でしんみり クリムト展には2つの目玉があり、ひとつは前回紹介したユディトですが、もうひとつは「女の三世代」です。 こちらも非常に良かったです。 ユディトがスドーンとくるとしたら、女の三世代はシミシミ。 …
クリムト展が楽しかった理由。 ③ユディトが圧倒的 今回の目玉作品は2つ。 そのどちらも、とても良かった。 目玉作品って、対面してみたはいいものの「あれっ?意外とこんなもん?期待してたのに」ってなっちゃうこともしばしばある。 けど、今回はズドンと…
クリムト展が楽しかった理由。 ②知ってることと知らないことのバランスが絶妙 全く知らん内容の企画展に行くと、知識を吸収することを優先順位高にしてしまい、作品そのものを楽しむことがおろそかになっていることがよくある。 かといって、知ってることを…
クリムト展が楽しかった理由。 ①19世紀末のアートが好き 西洋美術史の中でも、めちゃめちゃ面白い時代。 長年「コレ正解・コレお手本」って言われてきたものに対して、反旗を翻す芸術家がいっぱい出てくる。 その反旗の翻し方も人によってそれぞれだから、「…
クリムト展に行ってきました。 めちゃめちゃめちゃめちゃ楽しかった! 自分でもびっくりするくらいエンジョイ。 まれに楽しすぎて「うひょ〜」ってなれる企画展あるけど完全にソレでした。 集中力が途切れることなく最初から最後まで見れたのは久しぶりです…
美術検定チェックテストの復習。 ●ブルネッレスキ 誰?!(失礼) イタリア・ルネサンス期の超有名建築家でした。 フィレンツェのシンボルでもある大聖堂のクーポラ(大円蓋)が代表作。 ブルネッレスキはもともと金細工師。 礼拝堂の扉を飾る金細工のコンペ…
前回受けたレベルチェックテストの復習。 間違えていたり、正解だったけど不安だった問題をつぶしていきたいと思います。 やばい、受験っぽい。 なつかしい。 高校の先生が「模試はなァ~、受けるだけじゃ意味ないからなァ!!復習せんとだめだぞ!!!」っ…
今年こそは逃げずに受けたい美術検定! 勉強しなければ受からない。 でもなかなか勉強する気が起きない。笑 モチベーションを上げるきっかけがなんかほしい!と思い、先ほどレベルチェックテストを受けてきました。 このテストは公式ホームページで発見。 オ…
ドラえもん展。 蜷川実花さんの写真は、着眼点が面白かったです。 ドラえもん=理想の男の子 という提案! ドラえもんを恋人としてみてみるという。 そうきたか〜って思いました。 考えてみると確かにドラえもん、いいかも、彼氏として。笑 ドラえもんが彼氏…
会田誠さんの作品。 おなじみ、しずかちゃんのシャワーシーンを描いた一枚。 でも肝心のしずかちゃんの姿は見えない。 透明人間になってる。 シャワーから浴びた水の跳ね返りや滴りで、いるけど見えないしずかちゃんの存在を表現していました。 この絵につい…
ドラえもん展、写真オッケーゾーンが多かったのも素敵でした。 村上隆さんの作品をパシャリ。 タイムマシンの上に藤子・F・不二雄先生おる! 村上隆さんとドラえもんの相性の良さは異常。 めちゃしっくりきますね。 なんでなんだろ? ビビットカラーだったり…
ドラえもん展の感想。 28組の現代アートアーティストに 「あなたのドラえもんを作ってください。」 とお題を出してできあがった作品が集結しています。 大喜利のお題みたいですよね。 年齢も表現方法もバラバラのアーティストたちがそれぞれに完成させた作品…
大阪の開催中のドラえもん展に行きました。そしてそれがとてもとてもとても、とても良かったです! 子供の頃を思い出して、ノスタルジックになったりしながら見ました。 何度かリアルに目にうっすら涙浮かぶレベルの感傷モードに突入しました。笑日本で生ま…
モロー展では、聖書や神話に登場する宿命の女(ファム・ファタル)をたくさん見ました。 バリエーション豊かでした。笑 有名なのはサロメですが、メッサリーナさんなる古代ローマの相当アカン女を知ることができたのが収穫でした。 メッサリーナさんは皇帝の…
宿命の女(ファム・ファタル)のテーマに憑りつかれたモロー。 さぞかし悪い女に痛い目を見させられてきた人生送ってきたんだろうと思っていました。 しかし、モロー展で得た情報から察するに、遊び人って感じではなさそうでした。 むしろ、モローさんはマザ…
あべのハルカス美術館で開催中の「ギュスターヴ・モロー展」へ行ってきました。 2年前に同じ会場で「マティスとルオー展」をやっていて、その時に2人はモローのもとで絵画を学んだと知りました。 2人の師匠であるモロー先生が、満を持しての登場! モロー…
「印象派からその先へ」展、第3章 エコール・ド・パリ ~前衛と伝統のはざまで~ の感想です。 この章の16作品中、なんと10作品がシャガール。 そしてそのシャガールがめちゃくちゃによかったです。 うう~、でも画像がネット上で見つからない。。。 一番ぐ…
ん「印象派からその先へ」展、第2章 フォーヴから抽象へ ~モダン・アートの諸相~ で気に入った絵について。 20世紀以降の絵です。 野獣派のヴラマンク! 一番パンチがあり、目が覚めるような色彩でした。 ヴラマンクの描く絵ってほんのり陰鬱なんですが、…
3章構成の冒頭! 「第1章 印象派、誕生 ~革新へと向かう絵画~」で気に入った絵について。 最初はコローの絵から始まりました。 リアルなような空想なようなこのムード! 絵の世界にスムーズに誘ってくれるんで「コローから始まるっていいなぁ~」と思い…
兵庫県立美術館で開催中の「印象派からその先へ」展をに行ってきました。 www.artm.pref.hyogo.jp 山形発祥の石膏メーカー、吉野石膏のコレクション展です。 印象派が気軽に日本で見れる喜び! 吉野石膏に感謝です。 コレクターって凄いなぁ。どういう思いで…
オスマン帝国について調べていると、ドラクロワにたどり着きました。 こちらは有名な「キオス島の虐殺」。1823-4年の作品です。 (画像はパブリック・ドメインより) オスマン帝国軍がギリシャ・キオス島の人々を虐殺・凌辱している様子を生々しく伝えていま…
オスマン帝国についてウィキペディアサーフィンをしていたら、とんでもない女傑を見つけてしまいました。 その名も、ヒュッレム・ハセキ・スルタン。 ヨーロッパでは東スラブ人を意味するニックネーム「ロクセラーナ」で知られているそうです。 ロクセラーナ…
事前知識ゼロで行ったトルコ至宝展。 展示会場に躍る「オスマン帝国」の文字。 はて…オスマン帝国って、何…。 センター試験が終わったその瞬間、脳みそのシワの隙間に詰め込んだ暗記系の知識は霧散してしまっていますので、ここで今一度復習。 行く前に知っ…
京都国立近代美術館で開催中の、「トルコ至宝展」に行ってきました。 人間、好きなものばっかりに偏ってしまうじゃないですか。 わたしもそうで、企画展をチョイスするときに絵画系はホイホイ行くものの、なかなかインテリアとか工芸品・ファッションなどの…
またまたブログ、さぼっちゃってますね。 オランダ旅行という私の人生の中でも相当イカツめのトピックがあったにも関わらず筆をとらないとは、ダメ野郎だな自分!と反省。 これは美術のブログなんですが、しばらくはテーマを美術に限定せず書きたいことを自…
ゴッホ美術館で心に残った絵の続き。 アイリス。 ゴッホの絵のタッチとアイリスの相性の良さは異常。 黄色と合わせることで映える青色と言い、このくしゃっとしなげた花弁のかたちといい、いい。 アイリスでなく「ゴッホの描いたアイリス」がいい。 自分でも…
前回のブログに書いた理由で、オランダに着陸して息つく間もなく爆速で駆け込んだゴッホ美術館。 チケットがネット予約制ということで、スマホ画面で予約のバーコードをスキャンしてもらいスムーズに入場…したかったのですが、ひっかかる。笑 見せたバーコー…
朝6時にオランダ・アムステルダムのスキポール空港に到着し、旅が始まりました。 時差ぼけなど気にしている暇はなく、市街地までダッシュ! なぜなら、9:45までにゴッホ美術館に入場しないといけなかったからです。 地球の歩き方を読んで分かったのが、アム…
予約が直前だったため、割とお値段高めの航空券を買うことになってしまいました。 なので、ホテル代はせめて安く済ませようと、バックパッカー旅にすることに決めました。 バックパッカー旅の肝は、やっぱりバッグ! ということで、バッグの話。 3月に六甲…
GW、オランダ&ベルギーへ一人旅してきました。 いつも「休みがあったら海外行くのに~」って言うくせに、実際に休みがあるというのに4月入っても全く予定を立てていなかったんです。 そんな中職場の後輩の女の子が海外1人旅に行くと聞き、「そうだよな! …