少年ジョットの伝説
西洋絵画の父と呼ばれるジョットが小さい子どもだったころのエピソードが有名だそうです。
フィレンツェ郊外の村、農夫の息子として生まれたジョット少年。
番をしながら羊の絵を描いていました。
そこに通りかかったフィレンツェの有名画家・チマブーエ。
「この少年の絵、うまっ」と衝撃を受ける。
父の許可を得てジョットをフィレンツェへ連れ帰り、自身のアトリエで絵を教えることにした。
という逸話が残っています。
出典はジョルジョ・ヴァザーリさんの「画家・彫刻家・建築家列伝」です。
この逸話を絵にしたものも!
cimabue-e-giotto | Art21 Magazine
ルイージ・サバテッリさんの作品。
File:Paul Narcisse Salières Cimabue rencontrant Giotto.jpg - Wikimedia Commons
フランス人画家、Narcisse Salièresさんの作品もいい!(名前読めなかったw)
ジョットだけでなく、チマブーエ、ヴァザーリもイタリア美術史において超重要人物です。教養深まる~!
このエピソードは絵本にもなっているそうですよ。
しかも「日本絵本賞」という賞まで受賞している…!
すごいすごい!
なんて感動してたのに、ノルベルト・ヴォルフ著「ジョット・ディ・ボンドーネ」にこんな文章が。
なんとうるわしくも教化的な物語であることか!しかしすべてが虚構であることはかなり前から知られている。
虚構か~い!笑
ジョットの人生には分からないことが多いみたいです。でもだからこそ、想像できる余地もあるので楽しいですよね。