イギリス美術⑦ 肖像画とブラー
イギリス美術といえば、肖像画!
ロンドンの美術館では名画がずらりとそろう「ナショナル・ギャラリー」が有名なんですが、なんと肖像画専門の「ナショナル・ポートレイト・ギャラリー」という美術館もあるほどなんです。
私がイギリスに学生時代2回旅行したのですが、アホ学生だったので歴史をあんまり勉強していかず…。
そんなあっさあさの知識でも楽しめたのですが、もっともっとイギリスの歴史や美術史を勉強していけば死ぬほど楽しかったんだろうなぁ~と今更になって悔やんでいます。
イギリスの歴史をつくった人々の肖像画がならぶポートレイト・ギャラリー、勉強し直してもう一度行きたいです。
それに、ポートレイト・ギャラリーの日本バージョンもあったらいいのになぁとも思います。
人物に興味を持つことが、やっぱり歴史を知りたいと思うきっかけになりますもんね。
肖像画というと歴史の人物ってイメージですが、ナショナル・ポートレイト・ギャラリーには存命で現役バリバリのイギリス人の肖像画もたくさん飾ってあります。
そこで私は運命の出会いをしたのです!
それが、この絵。
Blur(ブラー)というバンドの肖像画で、ジュリアン・オピーさんというイギリス人アーティストの作品です。
もう、目が離せませんでした。
色使いもポップできれいなんですが、なによりもこのシンプルさ!
目を点にしてるのに、なんでか個性が伝わってくる…。
こんな最小限な表現で、こんなに伝わるなんて、凄すぎませんか?!
きっと線の位置や太さにも死ぬほどこだわりぬいて制作されているんでしょうね。
この絵は、バンドのベストアルバムのCDジャケットだったのでした。
帰国し、Blurを聴きまくり、今では私の生活になくてはならないほど大事なバンドになりました。
Blurに出会わせてくれたこのポートレイトに感謝です!
このブログは絵の話をするために開設しましたが、いつかBlurの話もしたいですね。