写真って、どう見る?
美術って色んなジャンルがありますよね。
例えば、絵画、彫刻、書、映像、パフォーマンスなどなど。
その中でもいまだに見方が分からないものがありまして、それが「写真」なんです。
そんな私が「写真って面白いなぁ」と思った出来事がありました。
仕事で、とある自社商品の使用シーンの撮影モデルに駆り出されたんです。
モデルというと響きがかっこいいですが、顔はもちろん写りません。笑
屋外で制作会社と撮影。
事前に制作会社の方が同じ場所・同じポーズでの撮影イメージをラフに撮ってきてくれていていたので、私はただその真似をすればいいだけだったんです。
ですが、イメージと同じポーズをとったつもりでも、全然同じにならないんです。
ポーズ、角度、日の照り方、それによってできる影の大きさや角度、風の強さによる服のなびき方…。
私にはカメラのことは全然分からないのですが、これらに加えてレンズや撮影方法による違いもあったんでしょうね。
ちょっとの違いが大違い。
「偶然」と「必然」のバランス調節の面白さ。
コントロールしたり、できなかったりする。
そこに魅力を感じました!
あとは、写真に関わる職業にも思いをちょっと馳せてみたり。。。
私がこんなちょっとだけの撮影でクタクタになってしまったことを考えると、モデルさんって本当に凄いなぁ。体力仕事! 自己管理も求められるし。
カメラマンの方も、屋外だったのに必要なカットだと思えば地面に這いつくばるようにしてまで撮ってくださって、情熱を感じました。
なかなかに貴重な体験でした。
これから美術館などで写真を見る時、新鮮な気持ちで見れそうです。