モネ展図録④小野耕石さんの波絵
ここ最近寝る前にモネ展の図録を見ておりますが、見るたびに目が留まる作品が違うのが面白いです。
すごく気になったのが、小野耕石さんという方の「波絵(なみえ)」という作品。
色彩が、すっごくキレイです!
でもきれいなだけではなくて、複雑で新しい感情を呼び起こしてくれます。それが私が美術作品を見る時に楽しみにしていることなんですが、この作品はまさにそんな感情を提供してくれます。
凄く新しい感じがするのに、なんだかノスタルジックな雰囲気もある。このオレンジ色が夕焼けに見えるから、そんな気持ちになるのかなぁ。エレクトロポップの作曲家が昔の曲をカバーした、みたいな雰囲気です。余計伝わらないかもしれない。笑
オレンジという色って、あったかさもインパクトも華やかさも、さらにはノスタルジーも伝えてくるんで、面白い色ですよねぇ。好きです。服とかではなかなか着れないけど。青の次に好きな色かも。
この色は、無数のインクのドットのが何重にも重なってできているんだそうです。だから、実物を見たら結構立体的なんだろうな。うわ~、これは図録じゃなくて本物が見たいな。作家蔵の作品だから、どこかの美術館に行ったらすぐ見れるという作品でもないですし。やっぱモネ展行かないといけないな!