印象派からその先へ②印象派、誕生
3章構成の冒頭!
「第1章 印象派、誕生 ~革新へと向かう絵画~」で気に入った絵について。
最初はコローの絵から始まりました。
リアルなような空想なようなこのムード!
絵の世界にスムーズに誘ってくれるんで「コローから始まるっていいなぁ~」と思いました。
コロー、シルバーがかった画面が見てて落ち着くから好き。
コローは生涯3回イタリアに行ったらしいんですが、その記憶をもとに、そして空想を織り交ぜながら描いたらしいです。
次はモネ。サン=ジェルマンの森を描いた一枚。
森の中にいるような錯覚に一瞬陥ります。
モネが晩年にアバンギャルドなタッチとカラーになる前の、嵐の前の静けさみたいなものも勝手に感じ取りながら眺めました。
シスレー。
シスレーは6作品がずら~っと並んでて壮観でした!
わたしにとってシスレーは「なんでか分からないけど心地いい!」っていう絵を描く人。
自分でも心地いい理由が分からない。。。笑
他の画家に比べてこれだ!っていう個性がないんだけど、でもそれが落ち着きにつながっているのかな。
解説パネルによると、シスレーはこんなゆったりした絵を描きながら、「お金がないよ~」って手紙を画商にたくさん送ってたらしい。笑
最後はカサット。
この絵はインターネットで見るよりも、ナマで見るほうがパステルの独特のやわらかさや重ねられた様々な色が分かってより素敵です。