2018-01-01から1年間の記事一覧
前回のブログにひきつづき、森村泰昌さんの「踏みはずす美術史」という本について。 森村さんは、「絵を着る」というアートを実践していらっしゃいます。 絵の人物を、モリムラ流に解釈し、コスプレのようになりきる。 本物の絵との差異からなにかを感じたり…
森村泰昌さんというアーティストの本『踏み外す美術史』を読んで、めっちゃ「それだ~~~!」って言いたくなったのでブログに書きます。 森村さんの企画展が2016年に大阪の国立国際美術館で開催されたときに、 この本をミュージアムショップで買いました。 …
後期ルネサンスの1530年ごろになると、「マニエリスム」という様式が誕生します。 人体がぬるん・どぅるんとしているのが特徴です。 ミケランジェロなどの巨匠の様式を真似し、誇張した結果と言われています。 そんで、美術検定の問題ではポントルモさんが描…
美術検定の勉強続行中です。 File:Banquet in the House of Levi by Paolo Veronese - Accademia - Venice 2016 (2).jpg - Wikimedia Commons この絵のエピソード、面白いですよ。 巨匠ティントレットの作品が火事で焼失してしまったので、その代わりにと依…
美術検定にむけてイタリア・ルネサンス美術の知識を深めていたところ、気になる画家がおりましたのでご紹介いたします。 その名もマンテーニャさん(1431-1506年)です。 どうでもいいですが、~ニャってつくと「てじなーにゃ」で一世を風靡した手品の山上兄…
美術検定対策の本を買いに、本屋に行きました。 どうせ勉強するならと思って、3級もガタガタなのに2級の問題集もノリで購入! 2級目指して勉強してたら、まぁ3級落ちることはないでしょう!!多分! 2級の「古代の美術」ゾーンで、この作品の名前を答え…
美術検定の勉強をしていて思うのが、「知識を知ってることに満足して、作品を見るときに頭でっかちにならないように注意しよう」ということです。 わたしが勉強しているのは3級で、しかもその3級もまだ穴だらけの知識です。 そんなレベルでこんなこと言う…
美術検定3級のお勉強。 私の受験や検定試験の勉強スタイルは、とにかく問題集解きまくり法です。 最初は知識がなすぎて全然解けないので、本を見ながら答えを探します。 この問題集を 公式テキストを見ながら解く! 教科書見てもOKなテストを受ける感覚です…
前回のブログで、古代ギリシャの美術の流れについて荒々しくも学習しました。 それを踏まえて木村泰司さん著の「世界のビジネスエリートが身につける教養 西洋美術史」を読んだら、とても面白かったです! 今まで基礎知識すらなかったので、知識が脳に染みこ…
美術検定問題集のとある1問。 Q.次の古代ギリシャ彫刻のうち、作られた年代が最も新しいものはどれですか? ①テネアのアポロン ②サモトラケのニケ ③デルフォイの御者 ④クリティオスの少年 いやあああああ!!!!! 分からな過ぎて、叫びたくなりましたよ。…
出題する側が好みそうで、受験する側がいやがりそうな、暗記しないとどうにもならない様式について。 古代ギリシャの、柱の様式について覚えねばなりません! ①ドーリア式 力強くシンプルなスタイル。 ドーリス・ドリス等、資料によって呼称が定まらないのも…
古代美術、今回はクレタ文明について学びます。 紀元前1700~1400年ごろにギリシャ・エーゲ海で栄えた文明です。 ちまにみ映画やミュージカルで有名な「マンマ・ミーア!」はエーゲ海の架空の島が舞台。マンマ・ミーアの先祖様の文化と思うと親近感!今日の…
メソポタミア美術と一緒に押さえなければならぬエジプト美術! でも、自分でもなんでか分からないんですが、実はわたしエジプト美術にあんまり惹かれない…。 ロンドン旅行に行った際に大英博物館でミイラ見たんですけど、思ったほどの感動はなかった記憶があ…
原始・古代の美術の勉強! 今回はメソポタミア美術についてです。 メソポタミアって言葉、めっちゃ懐かしいな~。中学の歴史の授業を思い出します。 メソポタミア文明は、世界最古の文明。 ドラマティックになってきました。 で、その文明の基礎を作ったのが…
美術検定3級の問題集を解いた結果、原始・古代の美術に関する知識が全くないことが露呈してしまいました。 問題集のしょっぱなに出てきた問題は、現在確認できる最古の美術作品についてでした。 それは、フランスのショーヴェ壁画だそうです。ショーベさんが…
ちょい前におっきい本屋に行く用事があったので、美術検定の3級問題集もゲットしてきました。 3級の出題範囲は大きく4つ。 ①西洋美術史 ②日本美術史 ③美術のキホン・つくる+見る ④知識・情報の活用問題 マークシート形式で、約60~70%の正答率で合格でき…
突然ですが、美術検定を受けてみようかなぁと思っています。 大学生のときにこの検定があるのを知って、いつか受けてみたいな~と漠然と考えていました。 美術のブログもはじめたことだし、いよいよチャレンジしてみたいと思います。 美術検定のホームページ…
プラド美術館展についての記事、6つ目です。 早くブログに残さないと鑑賞した記憶が薄れていっちゃうのと、なにより前回のブログのタイトルが「母乳ビーム」で、あれがずっとトップページに君臨し続けるのはどうしようもなく恥ずかしいので笑、やっと更新で…
プラド美術館展。 王様が超絶絵が大好きで、天才画家をお抱えにした。したら凄いコレクションが爆誕したよ! というのがざっくりした見どころです。相当に雑い。笑 でもね。。。 そんな歴史を秒速で置き去りにするくらい、鑑賞者に衝撃を与える絵画がありま…
以前、ムリーリョさんの描く「受胎告知」が穏やかで真摯で大好きだ!!ということをブログで書かせていただきました。 bluelake.hatenablog.com 先日行ったプラド美術館展にも、1枚ムリーリョさんの絵があったんです。 しかも、オオトリ。企画展の最後を締…
美術館、ミュージアムショップも楽しみのひとつです。 今回おっ、と思ったのはミニ図録。 公式図録とは別に、コンパクトバージョンの図録も選べるようになっていました。 図録って買うと家で場所取るから、このコンパクトさは嬉しいですよね。しかも値段も公…
プラド美術館展@兵庫県立美術館では、7枚のベラスケスの絵がやってきました。 今回は、その7枚をご紹介いたします。 1.フアン・マルティネス・モンタニェースの肖像(1635年) Portrait of the Sculptor, Juan Martinez Montanes, 1635 - Diego Velazque…
3連休初日、兵庫県立美術館へ。 お目当てはプラド美術館展です。 ポスターのキャッチコピー、「美の無敵艦隊、神戸へ。」 シンプルかつ強烈で、行きてぇ~となるいいコピーですよね! www.artm.pref.hyogo.jp プラドとはスペインはマドリードにある、世界指…
イタリア・パドヴァが誇る、ジョットの壁画で有名なスクロヴェーニ礼拝堂について。 礼拝堂の名前ですが、「やじろべえ」と言うと覚えられる気がします。 「やじろべえ」「すくろべえ」「すくろべーに」「スクロヴェーニ!!!」みたいな…。笑 無理やりです…
ジョットの一番有名な作品は何でしょうか? ジョットの一番有名な作品、それは「スクロヴェーニ礼拝堂」だそうです! アレーナ(競技場)跡に建っていることから、別名「アレーナ礼拝堂」とも呼ばれています。 福だるはスクロヴェーニ礼拝堂とアレーナ礼拝堂…
西洋絵画の父と呼ばれるジョットが小さい子どもだったころのエピソードが有名だそうです。 フィレンツェ郊外の村、農夫の息子として生まれたジョット少年。 番をしながら羊の絵を描いていました。 そこに通りかかったフィレンツェの有名画家・チマブーエ。 …
わ~、ついに! 100回目の投稿です。 美術の話をしたいんだけれど、なかなか相手が身近にいなくて ためこんだモヤモヤを発散したくて始めたこのブログ。 ブログを見てくださっている人、ありがとうございます。 誰かが見てくれているということだけでも、続…
イタリア人に「知ってるよ」とドヤ顔をしたいがために学ぶジョット。 ジョットは「西洋絵画の父」と呼ばれているということが分かりました。 つまり、従来にはなかった何か革新的なことを成し遂げちゃったということ。そうじゃなければ「父」のような、何か…
ジョットについて知る前に、まずは先入観ナシの状態で味わってみましょう。 まずは図書館で借りた本をパラパラめくっていて、目に留まったこの絵! 「聖人」1303-1305年 File:Giotto di Bondone - Last Judgment (detail) - WGA09235.jpg - Wikimedia Common…
先日ナビ派の本を求めて図書館に行ったのですが、すぐに借りられる本がなく別の館からのお取り寄せで予約。 でも手ぶらで帰るのも寂く、せっかくだから何か借りて帰ろうと思い、選んだのがこの本。 イタリアの巨匠・ジョットについての本です。 ジョットにつ…