総合主義…難しそうだけど、トライ!
今日はナビ派に大きな影響を与えたという「総合主義」という絵の様式について調べてみたいと思います。
~主義、とかついちゃうと急に勉強感増して顔をそむけたくなりますが、行けるところまで喰らいついてみましょう。
今回もartscapeのお力をお借りします。
総合主義とは?!
19世紀末のフランス象徴主義の動きのなかで、ゴーギャンを中心に実践された絵画の様式。言葉そのものは、1889年にパリのカフェ・ヴォルピニでゴーギャンとエミール・シュフェネッケルが開催した「印象主義および総合主義グループの絵画」展で生まれたものだが、その技法と理論は、ゴーギャンはじめベルナール、セリュジエらポン=タヴァン派の画家、ナビ派の画家たちによって試行されていたと言える。彼らの主張によれば、芸術は三つの要素 ――自然形態の外観、主題に対する画家自らの感覚、線・色彩・形態についての美学的な考察――を「総合」しなければならなかった。この「総合」の理念は、一種の写実主義である印象派が色彩分割によって解体した自然描写に対する反動だった。彼らは画家の主観と外界とを、明快な造形表現を用いて統合しようとしたのであり、濃淡のない平坦な色面をくっきりとした太い輪郭線で取り囲むクロワソニスムは、そのような総合主義の理想にぴったり適合する手法であった。この絵画様式は、「絵画はその本質において、ある秩序にもとづく色彩で覆われた平坦な面である」とするドニの有名な宣言に結実する。内面と外界の総合、合理的な思考と感覚の総合、観念的な主題と造形表現の総合を強く打ち出した点で、総合主義の主張は、続く20世紀が辿っていく抽象絵画の流れのひとつの根幹となった。
…んん?!笑
もう1回、ゆっくりいきます。
青字は私の心の声です。
19世紀末のフランス象徴主義の動きのなかで、ゴーギャンを中心に実践された絵画の様式。(総合主義が分からんのに、象徴主義という新たな主義出てきちゃったわ)
言葉そのものは、1889年にパリのカフェ・ヴォルピニでゴーギャンとエミール・シュフェネッケルが開催した「印象主義および総合主義グループの絵画」展で生まれたものだが、その技法と理論は、ゴーギャンはじめベルナール、セリュジエらポン=タヴァン派の画家、ナビ派の画家たちによって試行されていたと言える。
彼らの主張によれば、芸術は三つの要素 ――自然形態の外観、主題に対する画家自らの感覚、線・色彩・形態についての美学的な考察――を「総合」しなければならなかった。(3つの要素を総合したから総合主義なのか。 例えば、①木がある ②木を見て画家がどう感じるか ③その木をどんな線、色、かたちで描くかという技術 の1・2・3をバランスよくやらなきゃいけないよねってことかな?)
この「総合」の理念は、一種の写実主義である印象派が色彩分割によって解体した自然描写に対する反動だった。(ここ難しいな~。「見たままでなく感じたままに描く」のが印象派なんだと思うけど、「感じたまま」をキャンバスに表現するってことはある意味写実とも言える。だけど総合主義は、感じたことを表現することも大事だけど、それだけじゃなくてもっと色や形などの画面構成も大事だよという様式という意味かな。)
彼らは画家の主観と外界とを、明快な造形表現を用いて統合しようとしたのであり、濃淡のない平坦な色面をくっきりとした太い輪郭線で取り囲むクロワソニスムは、そのような総合主義の理想にぴったり適合する手法であった。(クロワソニスム、また難しそうな言葉!とりあえずくっきりした輪郭線がある絵って覚えておこう。)
この絵画様式は、「絵画はその本質において、ある秩序にもとづく色彩で覆われた平坦な面である」とするドニの有名な宣言に結実する。(うお~理論が出てきた…。めげるな私)
内面と外界の総合、合理的な思考と感覚の総合、観念的な主題と造形表現の総合を強く打ち出した点で、総合主義の主張は、続く20世紀が辿っていく抽象絵画の流れのひとつの根幹となった。(矛盾しそうなものをバランスよく取り入れてみようよっていうのが総合主義か。そう思うと分かりやすいし面白いかも!)
んー、分かるような分からんような。。。笑
総合主義という言葉が誕生した年のゴーギャンの作品。
Breton Girls by the sea, 1889 - Paul Gauguin - WikiArt.org
文章を読んでから絵を見ると、ちょっと理解が深まった感じはしますね。
見たもの、見えないもの、どちらも描かれているように見えます。