美術ビギナー

初心者が美術と楽しく付き合っていく方法模索中

展覧会

プラド美術館展④ムリーリョの癒しパワー

以前、ムリーリョさんの描く「受胎告知」が穏やかで真摯で大好きだ!!ということをブログで書かせていただきました。 bluelake.hatenablog.com 先日行ったプラド美術館展にも、1枚ムリーリョさんの絵があったんです。 しかも、オオトリ。企画展の最後を締…

プラド美術館展③グッズかわいい!

美術館、ミュージアムショップも楽しみのひとつです。 今回おっ、と思ったのはミニ図録。 公式図録とは別に、コンパクトバージョンの図録も選べるようになっていました。 図録って買うと家で場所取るから、このコンパクトさは嬉しいですよね。しかも値段も公…

プラド美術館展②ベラスケスの絵7点

プラド美術館展@兵庫県立美術館では、7枚のベラスケスの絵がやってきました。 今回は、その7枚をご紹介いたします。 1.フアン・マルティネス・モンタニェースの肖像(1635年) Portrait of the Sculptor, Juan Martinez Montanes, 1635 - Diego Velazque…

プラド美術館展に行ってきた!

3連休初日、兵庫県立美術館へ。 お目当てはプラド美術館展です。 ポスターのキャッチコピー、「美の無敵艦隊、神戸へ。」 シンプルかつ強烈で、行きてぇ~となるいいコピーですよね! www.artm.pref.hyogo.jp プラドとはスペインはマドリードにある、世界指…

気になる画家・ヴュイヤール

本当に直感なんですが、何でそう感じたかを説明しろって言われても難しいんですが、「この絵を描いた画家のことは信頼できる」って思ったのがヴュイヤールの絵。 ビュールレ・コレクション展で見た絵です。 The Visitor · Edouard Vuillard · Stiftung Samml…

視覚芸術百態展 耳の人・三木富雄

視覚芸術百態展で心に残った作品。 今回は、三木富雄さんという方の「EAR」という1967年の作品です。 私が国立国際美術館で見たズバリの作品の画像は見つからなかったので、他の美術館に所蔵されている作品の画像になりますが、こんな感じ! EAR 4 私が見た…

視覚芸術百態展 シンプルで大きなポートレート

視覚芸術百態展で印象に残った作品について。 今回は、トーマス・ルフという写真家のこちらの作品をご紹介します。 「ポートレート (K.クネフェル)」 1988年の作品です。 Ketterer Kunst, Kunstauktionen, Buchauktionen München, Hamburg & Berlin この何…

視覚芸術百態展 マグリットのパイプ問題

マグリットの有名な作品。 「イメージの裏切り」(1928-1929年) パイプの絵の下には「これはパイプではない」との文章が書いてあります。 さて、これはパイプでしょうか?パイプじゃないでしょうか? …っていう問いかけ。 「パイプじゃないよ、だってこれ絵…

視覚芸術百態展 まさかの素材でできた少女

このブログ、毎日更新を目標にやってきていたんですが、ついにとぎれてしまいました~(ToT) 出張やらなんやらでバタバタしちゃってました。 昨晩お家に帰ってきて一息ついたので、また気持ち新たに書いていこうと思います! 1週間前に見に行った、視覚芸術…

ヌード展 謎シチュエーション

ヌード展で見た作品で、いったいどんな状況なのかよく分からん強烈な絵がありましたのでご紹介します。 ‘Candaules, King of Lydia, Shews his Wife by Stealth to Gyges, One of his Ministers, as She Goes to Bed’, William Etty, exhibited 1830 | Tate …

モネ展図録④小野耕石さんの波絵

ここ最近寝る前にモネ展の図録を見ておりますが、見るたびに目が留まる作品が違うのが面白いです。 すごく気になったのが、小野耕石さんという方の「波絵(なみえ)」という作品。 BLOG - 小野耕石 Official site 色彩が、すっごくキレイです! でもきれいな…

視覚芸術百態展、見てきました

国立国際美術館で開催中の「視覚芸術百態」展に行ってきました。 www.nmao.go.jp 6月2日(土)に行ったのですが、なんとその日がたまたま無料で企画展を閲覧できるというお得な日。知らずに行ったからラッキーでした。 この「視覚芸術百態」展は、国立国際…

ヌード展 ルシアン・フロイドを知る

美術展に行ってお気に入りの画家の絵を見るのも楽しいですが、新しい画家との出会いもワクワクするものです。 今回「ヌード展」で初めて名を知った画家が何人かいました。今回はその中の1人について書きたいと思います。 展示されていた作品はこちら、「布…

ヌード展 ターナーの秘密スケッチブック

ヌード展、ターナーの作品は他にもありました。 なんとスケッチブック。 なんかもう、ターナーかわいそう。やめてあげて…となるレベルのエロ具合でした。(でもブログに載せる。) ‘Erotic Figure Studies: ?A Nymph and Satyr’, Joseph Mallord William Tur…

ヌード展 ターナー作品のポージング

ヌード展。 たくさん見どころがあったんですが、その中でも衝撃だったのは「ちょ…ターナー?!」な作品。 イギリス風景画の巨匠・ターナーのヌード作品が見れてしまうんです。全然人物画のイメージがなかった。あるとすれば、あのイケメン盛り過ぎ自画像。笑…

モネ展図録でお勉強③ルイ・カーヌの睡蓮

「モネ それからの100年」展の図録を見て感じたことなど。 この展覧会では、モネだけでなく彼に影響を受けた作家の作品も展示しています。モネがどのように受け継がれたのかを考えさせる見せ方になっているようです。 図録をパラ見していたら、この絵が目に…

江戸の戯画展⑥表情豊かなおっちゃん達

前期に行った私が見られなかった、後期展示の作品。 これから行かれる方は見れるのかぁ。いいなぁ。 そんな絵の1つがこちら。 歌川国芳の「百色面相」 Kuniyoshi Project あくび・のみとりまなこ・かはきり・くつさめ ふんづけ・よいよい・からしなめ・あつ…

江戸の戯画展⑤かわいすぎ仁王

大阪市美術館で開催中の江戸の戯画展。 わたしは「金魚づくし」全シリーズが見たくて、前期に行きました。 しかし図録を見ていて、 「この絵いいなぁ。でも展示してなかったよなぁ。くそ~、後期か…!」 という作品が出てきました。 まず、これ。 耳鳥斎(に…

モネ展図録でお勉強①

数日前にブログで書きましたが、「モネ それからの100年展」の図録を見ております。 bluelake.hatenablog.com 今回は、図録を読んで感じたことや知ったことを箇条書きにメモ。 ・モネの肖像画。1899年だから59歳の時の1枚。日本人から見ても親しみやすい、…

ウォータールー、サンセットじゃなくても

学生時代にイギリス90年代を象徴するバンド・ブラーにハマってから、彼らが影響を受けたバンドを遡って聴くようになりました。 そして知ったのが「ザ・キンクス」でした。 最も英国的なバンドと呼ばれているそうで、特に「ウォータールー・サンセット」とい…

モネのバラの小径

ビュールレコレクションで見た絵で印象に残っているもの、まだまだご紹介です。 モネのこちらの絵。 彼が愛した庭のバラを描いた一枚です。 Monet's Garden at Giverny · Claude Monet · Stiftung Sammlung E.G. Bührle これって、これって…!? 話は飛ぶの…

江戸の戯画展に行ってきた!④最高のカエルフェイス

大阪市立美術館で開催中の江戸の戯画展、購入した図録を眺める日々を過ごしております。 美術館で見る時は前後の人の流れがあるので大好きな絵をじーっと見続けるために足を止めちゃうと迷惑になっちゃうんですが、図録は好きなだけたっぷり見れるのがいいで…

ベネツィア!青!カナレット !

ビュールレ・コレクション展で個人的に一番楽しめたのは「ヨーロッパの都市」コーナーです。 そのコーナーで、いつか見たいなと思っていたカナレットの作品を見ることができました。印象派の画家ではないからビュールレ展で見れると思っていなかった分感動が…

ビュールレ・コレクション展 お土産に選んだポストカード

美術館で作品を堪能したあとは、ミュージアムショップでポストカードを選ぶのが1つの楽しみです。 ビュールレ・コレクション展でも、自分の部屋に飾るために数枚ゲット。 今回は実家に帰る用事もあったので、母と妹にも何か選びたくなり、眼をギラギラさせ…

ビュールレ・コレクション展 盗難に遭った作品たち

ゴールデンウィークに東京に見に行ったビュールレ・コレクション展。 実はビュールレ氏のコレクション、2008年に盗難に遭っているんです。その被害を伝える当時のニュースがこちらです。 www.asahi.com この事件の結果、現状のセキュリティでは対応できない…

池大雅展 私と友人それぞれの見どころ

池大雅展、友人と見に行ったのですが、私と彼女で見方が違っているのが面白かったです。ざっくりとまとめるとこんな感じ。 福だるの見方 ・絵から画家の性格を想像しようとする ・自分なりのツボを探す(青色、雄大な世界観、人物のかわいらしさに惹かれる傾…

池大雅展 書の振り幅!

京都へ池大雅展を見に行ってきました。池大雅(いけのたいが)は江戸中期の画家で、水墨画を描く人だそうです。(あんまよく知らないで行った。) 今回の展覧会では、絵だけでなく書にもスポットが当たっていたのが新鮮でした。幼き頃からその達筆さで神童の…

美少女センター・イレーヌ

東京に行った際に、国立新美術館に行きました。 ゴールデンウィークのど真ん中にまさかの東京出張が入ったんで、こうなりゃもう楽しんだれ!と自費で一泊して美術館に行くことにしたのです。 どの美術館に行くか決めるのは悩ましかったですが、関西に来ない…

脱線し、オデュッセウストーク

ヌード展にはイギリス・テートのコレクションなだけあってイギリス人画家の作品がたくさん。 ドレイパーの作品もありました。 The Lament for Icarus | Art UK ドレイパーの作品、「怖い絵展」のこいつぶりです。 Ulysses and the Sirens | Art UK 柱にくく…

ヌード展でミレイに遭遇!

横浜美術館でのヌード展、見応え満載でした。 中でも一番私のテンションが上がったのはこの絵を目にしたとき! The Knight Errant | Art UK ヤバい性癖の持ち主と思わないでくださいね。笑 この絵、もともと知ってたんです。でもまさかこのヌード展で見れる…